だいぶ放置していましたが、結論まで書いた方が良いだろうということで、今更続けます。
状況としては、個人年金保険に入ろうと思い立った私が
・保険の比較検討のために保険のビュッフェに面談を申し込み
・保険のビュッフェのタイムラグのある連絡と一方的な日取り場所の決定にイライラした
ところで止まっていました。
番外編として
・そもそもどうして個人年金保険に入ろうと思ったのか
という話題もあります。
さて、当日になり若干ドキドキしながらファミレスに向かいました。
ちなみに、面談の希望日を申込時の2週間後以降しか受け付けてくれなかったので、その間に私の予定が変更になり、予定日(休日)にどうしても仕事に行かなければならなくなってしまいました。
幸い、全日の出社ではなかったので、事前に担当になったFPに連絡し、30分ほど待ち合わせを遅らせてもらいました。
さて待ち合わせ場所のファミレスでは、スーツを着た男性が一人人待ち顔。
すぐにあの人だな、と思い声をかけると感じの良い挨拶をしてくれました。
雰囲気も爽やかで嫌な印象はないですし、会って怖いような雰囲気のひとでもありません。
時間の変更を詫びるとニコニコと「大丈夫ですよー」と仰って下さいました。
一通り自己紹介を聞きます。
曰くFPさんの仕事というのは、こういう保険の代理店を通じた「個人のお金の運用の相談」以外に、まさに保険のビュッフェなどで行っている、人を集めた「無料セミナー」のようなものの講師が多いとのこと。
とくに最近は講師業が多く、参加者の多くは既婚未婚問わず20~40代の女性とのことでした。
そして仰るには
「自分は保険の代理店業も行っているが、保険屋ではない。
実際、今日のような保険関係の無料相談を通じて、単純な資産運用の顧客となり、ことあるごとに相談を頂く、一生の付き合いになる人もいる。
だから今日は、保険を勧めに来たわけではなく、あなたが知りたい資産運用の方法について、さわりを説明したい」
とのことでした。
なるほど。言ってることは分かりました。FPとしての立場ならそういう発言にもなるでしょう。
ただ私、保険のビュッフェで面談の申込をした際に
「個人年金保険に入りたいから、どこの会社のものにどういうリスクがあって利点があるのか等聞きたい」
って書いてるんですけど……。
そこで
「確かに、個人年金保険以外にも資産運用の方法はあるだろうが、まずはそれに入ることが目的なのでその話をしてくれ」
と言いました。
すると「分かりました」と仰ったうえで衝撃の発言。
「でも私、今日はご紹介できる保険商品を一つも持ってきていないので、まずは面談させて下さい」
はあ!?!?!?!?!?
この時点で私は「あっ、これ時間の無駄じゃねぇか」と感じました。
ていうか、このFPのスタンスなのか、保険のビュッフェの方針なのか知りませんが、「年齢・性別・職業・簡単な年収・既婚未婚子アリナシ、及び"個人年金保険に入るために申し込んだ"」という情報を与えている顧客に対して、保険設計書を持ってこない理由が分かりません。
とりあえずの案内パンフくらいは持ってこれるだろうよ。
この時点で私は考えを変えました。
自分自身も仕事の営業などで、お客さんと一対一で説明したりすることがあります。
まだペーペーで経験が浅く、うまくできない自分。
FPっつーやつの力量を見せてもらおうじゃないの!と。
とりあえず素直に話を聞いてみることになりました。
すると始まったのは、私に対する(アドバイスをするための)「聞き取り面談」ではなく、FPの「講義」でした。
これがね…なんつーか。結論を先に言うと、すごく無駄でした。
なぜかっつーとこのFP、「自分が考えてきた話の流れを相手によって修正する」ってことができないのです。
引き出しが少ないとも言う。
会話その1
FP「のまさんは、銀行口座はいくつ持っていますか?」
のま「5口座ですね」
FP「それはどういった理由で?」
のま「日々のお小遣いを入れている口座と、長期の貯金用の口座と、趣味があるのでその趣味関係の支出のために別枠で貯めておく口座と、短期の大きい支払いのために貯金とは別にいくらか入れてる口座と、ネットバンク関係で必要な口座ですね。あ、外貨もあります」
FP「そうですか。一般に口座って1つしか持ってない方が多いと思うんですけど、お金を貯めるには3つの口座があるといいと言うんです。なぜか分かりますか?」
のま「・・・・・・・・・」
その話、私に必要だと思った?私の話聞いてた?
会話その2
FP「個人年金口座に入りたいとのお話ですが、かけたお金が将来増えて戻る以外に、何が利点になるか分かりますか?」
のま「年末調整の保険料控除ですかね。」
FP「そうですね…では保険といっても同じじゃないって知ってます?」
のま「年末調整とかの話で言ったら、生命保険、介護保険、年金保険は枠が違いますよね」
FP「実は保険には、それぞれ控除の枠ってものがありまして…」
いやその話、今私したよね!?
要は、「えっ知らないですぅ」という反応を想定した回答しか用意してきてないんです。
つまり「何の知識もない人を相手にする」っていう前提しかないんです。
私の言ったことは、何らの専門知識でもありません。
サラリーマンで年末調整書類を自分で書いたことのある人ならば、みんな持ってる知識です。
でもそういう人が来る場合の対応ができないんだな。
しかもこいつ、控除の限度額の説明、間違ってたんだよなー。
FPの知識不足なのか、単に話術能力が低くワンパターンなのかは分かりませんが、どちらにせよ失格です。
こっちの話を聞いて「会話レベルを変動する」くらいの手腕は必要ではないでしょうか??
一生懸命話してくれるので一応フンフンと真面目に聞いていましたが、ほんと一向に保険の話出てこねぇ。
さすがにしびれを切らして言いました。
のま「すみません、私個人の設計書がないのは分かったんですが、せめて、各会社ごとの長短とか、パンフとか見せてもらえませんか」
FP「いえ、今日は何も持っていませんので」
てめぇホント何しに来た。
FPによると、今日の話で私にお勧めしたい保険を考えられたので(ほぼ、一般論をおめーが喋ってただけだけど…と思った私)、次の予約日を決めたいと。
えっ、またてめーと会うの?
私このころ、めっちゃ忙しくてですね。
とにかく仕事が忙しくて、休日出勤もザラなうえ、プライベートの趣味の用事と、引っ越しの準備でほんとに時間がなかった訳です。
しかも9月中に保険に入りたかったのに、もう9月20日くらいになってた。
一応予定のすり合わせをしてみたのですが、どうやっても11月くらいまで私の予定は空かない。
しかもね、安月給とは言え、私だって働いてる人間ですからね。
自分の時間を拘束されることに対しては時給換算しますよ。
もうね「もう一回あったらJCB商品券5,000円じゃペイできんわ!」って話。
結局、その人には
・メールで設計書を送ってくれ
・一生懸命話してもらったので、その中で申込たい保険があれば、あなたを通すようにする
・設計書は必ず見るし、読み方分かるから安心しろ
・保険の申込のためもう一度会わなければならない時は時間の都合をどうにかする
・外貨建に入る気はないから要らん
・できるだけ多く提案してくれ
・私が一番重視するのは返戻率だが、返戻率が低くとも別の面でお勧めの保険があるなら紹介してくれ。そもそもその話が聞きたかった
と伝え、分かれました。
私は約束は守るので、まともな保険を紹介してきたら、必ず彼を通すつもりでした。
微々たるものでも一応営業成績になるんだろうしね。
さらに、自分なりに調べて、その時一番返戻率が高い保険会社は目星をつけていたので、そこからどう動くかが見物とも思っていました。
その後の話。
1)FPがメールを寄越したのは一週間後だった(遅すぎる)
2)紹介してきたのは同じ保険会社の商品二つだけだった
3)そのうち一つは外貨建だった
4)円建のものも、私が見た他の会社より返戻率が低く、また高度障害時の支払い免除特約など、返戻率を下げても魅力と思えるオプションのあるものではなかった
まったくの時間の無駄でした。
もっとも、その後ちゃんと保険のビュッフェは私にJCBギフト券を5,000円分送ってくれました。そういう意味ではきちんとしていました。
ただ、このFPは駄目です。
恐らく、ハナから「個人年金ならココという自分への報奨金の高い会社しか見ていない」し、私の「もう一度会うのは無理」という言葉を「コイツはJCBギフト券目当ての客だから、どうせ保険には入らない」と判断したのだと思います。
けれど私は、魅力的な商品があれば他の種の保険も検討したいと考えていたし、また、単純に他の資産運用にも大いに興味があったのです。
外貨口座作るくらいだからね。
そして申し込み時の時から「個人年金保険に入ることは自分の中で確定している」と宣言していたのです。
このFPがダメだっただけかもしれませんが、今後、他の保険を検討するときに、この手のコンシェルジュ系で「保険のビュッフェ」を使うことはないと思います。
状況としては、個人年金保険に入ろうと思い立った私が
・保険の比較検討のために保険のビュッフェに面談を申し込み
・保険のビュッフェのタイムラグのある連絡と一方的な日取り場所の決定にイライラした
ところで止まっていました。
番外編として
・そもそもどうして個人年金保険に入ろうと思ったのか
という話題もあります。
さて、当日になり若干ドキドキしながらファミレスに向かいました。
ちなみに、面談の希望日を申込時の2週間後以降しか受け付けてくれなかったので、その間に私の予定が変更になり、予定日(休日)にどうしても仕事に行かなければならなくなってしまいました。
幸い、全日の出社ではなかったので、事前に担当になったFPに連絡し、30分ほど待ち合わせを遅らせてもらいました。
さて待ち合わせ場所のファミレスでは、スーツを着た男性が一人人待ち顔。
すぐにあの人だな、と思い声をかけると感じの良い挨拶をしてくれました。
雰囲気も爽やかで嫌な印象はないですし、会って怖いような雰囲気のひとでもありません。
時間の変更を詫びるとニコニコと「大丈夫ですよー」と仰って下さいました。
一通り自己紹介を聞きます。
曰くFPさんの仕事というのは、こういう保険の代理店を通じた「個人のお金の運用の相談」以外に、まさに保険のビュッフェなどで行っている、人を集めた「無料セミナー」のようなものの講師が多いとのこと。
とくに最近は講師業が多く、参加者の多くは既婚未婚問わず20~40代の女性とのことでした。
そして仰るには
「自分は保険の代理店業も行っているが、保険屋ではない。
実際、今日のような保険関係の無料相談を通じて、単純な資産運用の顧客となり、ことあるごとに相談を頂く、一生の付き合いになる人もいる。
だから今日は、保険を勧めに来たわけではなく、あなたが知りたい資産運用の方法について、さわりを説明したい」
とのことでした。
なるほど。言ってることは分かりました。FPとしての立場ならそういう発言にもなるでしょう。
ただ私、保険のビュッフェで面談の申込をした際に
「個人年金保険に入りたいから、どこの会社のものにどういうリスクがあって利点があるのか等聞きたい」
って書いてるんですけど……。
そこで
「確かに、個人年金保険以外にも資産運用の方法はあるだろうが、まずはそれに入ることが目的なのでその話をしてくれ」
と言いました。
すると「分かりました」と仰ったうえで衝撃の発言。
「でも私、今日はご紹介できる保険商品を一つも持ってきていないので、まずは面談させて下さい」
はあ!?!?!?!?!?
この時点で私は「あっ、これ時間の無駄じゃねぇか」と感じました。
ていうか、このFPのスタンスなのか、保険のビュッフェの方針なのか知りませんが、「年齢・性別・職業・簡単な年収・既婚未婚子アリナシ、及び"個人年金保険に入るために申し込んだ"」という情報を与えている顧客に対して、保険設計書を持ってこない理由が分かりません。
とりあえずの案内パンフくらいは持ってこれるだろうよ。
この時点で私は考えを変えました。
自分自身も仕事の営業などで、お客さんと一対一で説明したりすることがあります。
まだペーペーで経験が浅く、うまくできない自分。
FPっつーやつの力量を見せてもらおうじゃないの!と。
とりあえず素直に話を聞いてみることになりました。
すると始まったのは、私に対する(アドバイスをするための)「聞き取り面談」ではなく、FPの「講義」でした。
これがね…なんつーか。結論を先に言うと、すごく無駄でした。
なぜかっつーとこのFP、「自分が考えてきた話の流れを相手によって修正する」ってことができないのです。
引き出しが少ないとも言う。
会話その1
FP「のまさんは、銀行口座はいくつ持っていますか?」
のま「5口座ですね」
FP「それはどういった理由で?」
のま「日々のお小遣いを入れている口座と、長期の貯金用の口座と、趣味があるのでその趣味関係の支出のために別枠で貯めておく口座と、短期の大きい支払いのために貯金とは別にいくらか入れてる口座と、ネットバンク関係で必要な口座ですね。あ、外貨もあります」
FP「そうですか。一般に口座って1つしか持ってない方が多いと思うんですけど、お金を貯めるには3つの口座があるといいと言うんです。なぜか分かりますか?」
のま「・・・・・・・・・」
その話、私に必要だと思った?私の話聞いてた?
会話その2
FP「個人年金口座に入りたいとのお話ですが、かけたお金が将来増えて戻る以外に、何が利点になるか分かりますか?」
のま「年末調整の保険料控除ですかね。」
FP「そうですね…では保険といっても同じじゃないって知ってます?」
のま「年末調整とかの話で言ったら、生命保険、介護保険、年金保険は枠が違いますよね」
FP「実は保険には、それぞれ控除の枠ってものがありまして…」
いやその話、今私したよね!?
要は、「えっ知らないですぅ」という反応を想定した回答しか用意してきてないんです。
つまり「何の知識もない人を相手にする」っていう前提しかないんです。
私の言ったことは、何らの専門知識でもありません。
サラリーマンで年末調整書類を自分で書いたことのある人ならば、みんな持ってる知識です。
でもそういう人が来る場合の対応ができないんだな。
しかもこいつ、控除の限度額の説明、間違ってたんだよなー。
FPの知識不足なのか、単に話術能力が低くワンパターンなのかは分かりませんが、どちらにせよ失格です。
こっちの話を聞いて「会話レベルを変動する」くらいの手腕は必要ではないでしょうか??
一生懸命話してくれるので一応フンフンと真面目に聞いていましたが、ほんと一向に保険の話出てこねぇ。
さすがにしびれを切らして言いました。
のま「すみません、私個人の設計書がないのは分かったんですが、せめて、各会社ごとの長短とか、パンフとか見せてもらえませんか」
FP「いえ、今日は何も持っていませんので」
てめぇホント何しに来た。
FPによると、今日の話で私にお勧めしたい保険を考えられたので(ほぼ、一般論をおめーが喋ってただけだけど…と思った私)、次の予約日を決めたいと。
えっ、またてめーと会うの?
私このころ、めっちゃ忙しくてですね。
とにかく仕事が忙しくて、休日出勤もザラなうえ、プライベートの趣味の用事と、引っ越しの準備でほんとに時間がなかった訳です。
しかも9月中に保険に入りたかったのに、もう9月20日くらいになってた。
一応予定のすり合わせをしてみたのですが、どうやっても11月くらいまで私の予定は空かない。
しかもね、安月給とは言え、私だって働いてる人間ですからね。
自分の時間を拘束されることに対しては時給換算しますよ。
もうね「もう一回あったらJCB商品券5,000円じゃペイできんわ!」って話。
結局、その人には
・メールで設計書を送ってくれ
・一生懸命話してもらったので、その中で申込たい保険があれば、あなたを通すようにする
・設計書は必ず見るし、読み方分かるから安心しろ
・保険の申込のためもう一度会わなければならない時は時間の都合をどうにかする
・外貨建に入る気はないから要らん
・できるだけ多く提案してくれ
・私が一番重視するのは返戻率だが、返戻率が低くとも別の面でお勧めの保険があるなら紹介してくれ。そもそもその話が聞きたかった
と伝え、分かれました。
私は約束は守るので、まともな保険を紹介してきたら、必ず彼を通すつもりでした。
微々たるものでも一応営業成績になるんだろうしね。
さらに、自分なりに調べて、その時一番返戻率が高い保険会社は目星をつけていたので、そこからどう動くかが見物とも思っていました。
その後の話。
1)FPがメールを寄越したのは一週間後だった(遅すぎる)
2)紹介してきたのは同じ保険会社の商品二つだけだった
3)そのうち一つは外貨建だった
4)円建のものも、私が見た他の会社より返戻率が低く、また高度障害時の支払い免除特約など、返戻率を下げても魅力と思えるオプションのあるものではなかった
まったくの時間の無駄でした。
もっとも、その後ちゃんと保険のビュッフェは私にJCBギフト券を5,000円分送ってくれました。そういう意味ではきちんとしていました。
ただ、このFPは駄目です。
恐らく、ハナから「個人年金ならココという自分への報奨金の高い会社しか見ていない」し、私の「もう一度会うのは無理」という言葉を「コイツはJCBギフト券目当ての客だから、どうせ保険には入らない」と判断したのだと思います。
けれど私は、魅力的な商品があれば他の種の保険も検討したいと考えていたし、また、単純に他の資産運用にも大いに興味があったのです。
外貨口座作るくらいだからね。
そして申し込み時の時から「個人年金保険に入ることは自分の中で確定している」と宣言していたのです。
このFPがダメだっただけかもしれませんが、今後、他の保険を検討するときに、この手のコンシェルジュ系で「保険のビュッフェ」を使うことはないと思います。